趣味イロイロ

アブガルシア マスビート3 ベイトタイプ MBC-562UL IIIのインプレとグリップ&トップガイドを改造する

マスビートのグリップ改造

トラウト用のベイトフィネスロッドなのに実売価格は6~7000円台という、貧乏アングラーの強い味方「アブガルシア マスビート3 MBC-562UL」

のたりかな夫
のたりかな夫
私もベイトフィネスを始めるにあたって真っ先に購入しました!

コイツはULなので竿の調子も柔らかく、2gのスプーンやスピナーも簡単に飛ばすことができて大満足!

…ですが、どうにも我慢できないところが2点ほど。

その点とは

1.グリップが小さい
  リールシート下のEVAグリップ部分が小さすぎて、投げるにもルアーを操作するにも非常にやりづらいです。
  

  

のたりかな夫
のたりかな夫
スウェーデン人はこんな小さい手をしてないだろ!(アブガルシアはスウェーデンのメーカー)

2.トップガイドにラインが絡む
  トップガイドがショボイせいで、ガイドにラインが絡むトラブルが発生しやすいです。

  お値段を考えれば、高価なガイドはつけられないんでしょうが、せめてトップガイドだけでもマトモなものを付けていて欲しかった…

ということで、この点を改良してみました!

おそらく、同じ悩みを持っているユーザーさんも多いと思いますので、何かの参考になれば幸いです。

グリップを付け替える

標準状態のグリップ…

明らかに小さくて握りにくいです。

普通の人ならグリップから手がはみ出て、投げるにもルアーを操作するにも、ブランク部分に手がかかってしまうハズ。

ここがおかしい!と言っているのは私だけじゃいようで、動画にしているユーザーさんもいらっしゃったりしますね。

ということで、実際の改造の手順をご紹介いたします。

用意するもの

・替えのグリップ:今回はジャストエースさんの内径8mmのを使いました。
・2液性のエポキシ接着剤
・必要に応じてブランクの延長用のなにか:竹の割り箸を使いました(後述)
・握り糸 中太

ということで、実作業です!

1.EVAグリップを削り取る

リールシートとつながっているEVAグリップをカッターで削り取ります。
デコレーションリングから上はリールシートに食い込んでいるので、削るのはリングまでで大丈夫です(あとで接着する)

これが

こんな感じ

2.セパレートグリップの下の部分を取り外す

セパレートグリップの下の部分を取り外します。
グリップエンドとデコレーションリングはそのまま使いますので、キレイに取り外しましょう。

一般的な釣り竿に使われているエポキシ接着剤は熱に弱いため、熱することで柔らかくなって外すことができます。

今回はヤカンのお湯で加熱してみました。

ヒートガンをお持ちでしたら、そちらでやってもらうほうが確実かと思います。

こんなふうに取り外せます。

ただ、今回は十分に加熱する前に力を入れてしまったので、ベースのブランク部分が捻れてしまいました。

そこで、捻れた部分から切断して竹の割り箸で継ぎ直しました。

グリップを持ってみて短いとか長いとかあったら、この要領で調整することも可能です。

3.グリップエンドが取り付けられる程度に新しいグリップをカットする

改造前と同じ長さになるようにグリップ素材をカットします。

グリップエンドに差し込む長さも想定してカットするようにしてください。

4.グリップを削る

買ってきたEVAグリップをそのまま取り付けるとこんな感じ。

明らかに太すぎるので、これを握るのに丁度いい太さに削っていきます。

カッターで大まかに削ったら、あとは紙やすりで細かいところを整えていきます。

自分の手の大きさに合わせて凹凸をつけると、よりグリップしやすくなりますよ!

5.グリップの下巻き

グリップの整形が終わったら、ブランクに取り付けます。

ブランクの太さは6mmで、グリップの内径が8mmなので、2mmほど隙間ができています。

そこで、ブランクへ握り糸をぐるぐる巻きつけて下巻きしてやります。

このとき、しっかりと巻き付けないで、画像のように疎らに巻きつけてください。

この糸が巻いていないところにエポキシ接着剤が入り込んで、強力に接着できるようになります。

6.グリップの接着

糸を巻き付けたら、たっぷりの2液性エポキシ接着剤で接着していきます。

このとき、飾りのリングなどを入れ忘れないように注意してください。

のたりかな夫
のたりかな夫
完成!!!

完成!!!!

標準のものよりも素晴らしく握りやすくなりますよ!

リールを付けてみるとこんな感じ

のたりかな夫
のたりかな夫
イイ感じイイ感じ!!!

お次はトップガイドの交換です!

トップガイドを交換する

標準のトップガイドがこちら。

ガイド足などが無い上に金属部分も薄いため、ラインが引っかかってしまうトラブルが多発します。

そこで、このガイドをちゃんとした富士工業のガイドに交換しましょう!

用意するもの

・トップガイド:富士工業PLGST リング径4.5-ブランク径1.4(ブランクの太さは1.2mmですが、接着剤の余地を残すために1.4mmを用意します)
・ガイドラッピング糸:お好みのカラーで。私はジャストエースのAスレッドを使いました。
・2液性のエポキシコート材:私はサンコー商会のニューエポライトクリヤーを使っています。

1.ガイドラッピングを除去する

ラッピング糸を覆うエポキシコートを削り、糸の端を出して引っ張ると、糸とコーティングがまとめて外れます。

ただ、少しエポキシコートが残るので、これをカッターや紙やすりでキレイに除去してやります。

2.トップガイドを取り外す

取り外し方はジャストエースさんのYoutubeチャンネルにやり方が載っていますので、こちらを参照してください。

こんな風に取れます。

3.新しいトップガイドを固定する

グリップと同じく、2液性のエポキシ接着剤でロッドに固定します。
固定する前に、ガイドのパイプ部分を紙やすりで表面を荒らしておくと、ガイドラッピング糸を巻くときに、しっかり固定できるようになるのでオススメです。

4.ガイドラッピング糸を巻く

ガイドラッピング糸を、トップガイドのパイプの下の方(ティップ部分)からトップガイドの脚の部分まで巻きます。

5.2液性のエポキシコート剤をガイドラッピング糸に塗布する

最初は糸とティップ部分としっかり固着するように染みこませるように塗ります。
その後、乾かして塗ってを2~3回ぐらいやると、しっかりと固定できます。

完成!!!

のたりかな夫
のたりかな夫
これで糸絡みとおさらばです!!

この2点を改造してやると、非常に快適に使えるロッドになりますよ!

ロッドのリメイクとしては、それほど難しくないので、これをご覧の方もゼヒ!!

ABOUT ME
notarikana
週末は田舎暮らし!DIY パン作り お菓子作り 日々の思うこと
error: Content is protected !!