私の趣味はDIY・お酒(日本酒)・釣り・写真…
見事なまでに運動をしない趣味ばかり(笑)
釣りなら多少は運動になるのでは?と思うかもしれませんが、タナゴや雑魚釣りという全く動かない系の釣りがメインなのです。
なので、少しでも運動になればと数年前にバードウォッチングを始めたんですよ。
そんなある日、バードウォッチングの先達に
と聞いたら
と言われたという…
まぁ、犬の散歩ついでとか、会社の昼休みに散歩しながらやってるんで、それそこそこは運動になっている…と思いたい(汗)
さて、それはさておき、バードウォッチングに必要な道具は双眼鏡です。
一つのことをやり始めると一直線な私。
そんな私が普段持ち歩いて使うのは
Nikon モナーク7(MONARCH7) 8×30
こいつに決まった理由をお話したいと思います。
モナーク7(MONARCH7) 8×30のスペック
倍率 | 8倍(バードウォッチングとしてはベスト) |
---|---|
対物レンズ有効径 | 30mm(少し小型) |
1000mにおける視界 | 145m(超広い!) |
アイレリーフ | 15.1mm(ちょっと短い) |
質量(重さ) | 435g(軽い!) |
防水性能 | 1mの水深に10分間浸かっても影響のない防水設計 |
バードウォッチング用として優れているのは
・1000m視界が145mという広い視野
・防水
・435gの軽量
というところでしょうか。
比較した他の双眼鏡
いままで購入した双眼鏡は以下の通り…(買った順)
・ケンコー ultraVIEW EX OP 8×32
・オリンパス 8×25 WP II
・Kowa BD25-10GR
・Kowa BD25-8GR
・Nikon モナーク7(MONARCH7)8×30
・Kowa BD42-8XD PROMINAR
・ケンコー ultraVIEW EX OP 8×32
最初に買った(嫁さんに買ってもらった)双眼鏡。
値段を考えれば(実売13,000円ぐらい)優秀な双眼鏡ですが、いかんせんレンズが暗い…
高いのを見ちゃうと、色再現性もイマイチ。
ということで、現在は車載用の双眼鏡として活躍中。
・オリンパス 8×25 WP II
持ち運びがしやすい、、畳めるコンパクトな双眼鏡が欲しくて購入。
実売価格は7~8,000円で、この価格帯のコンパクト双眼鏡の中では随一のデキだと思います。
しかしながら、あとで買ったKowa BD25-8GRと被っちゃったので実家の父親にプレゼント。
・Kowa BD25-10GR
10倍の双眼鏡が欲しくて購入。
先に買ったオリンパス 8×25 WP IIのコンパクトさが気に入ったので、もうちょっと高いコンパクトってどうなん?と思ってコチラに。
買ってビックリ!25mmレンズとは思えないクリアな視界!
色味も非常に素直で、裸眼で見たままの色が再現されます。
2万円台の25mm双眼鏡としては出色の出来です。
・Kowa BD25-8GR
10倍が想像以上に良かったので、思わず8倍も購入してしまった(笑)
やはりバードウォッチングには8倍が適しているようで、こちらは普段持ちのセカンド機に。
旅行とかに持っていくなら、これを買っておけば間違いなし!
・Nikon モナーク7(MONARCH7)8×30
他のメーカーだと32mmレンズが多いんですが、そこをあえて抑えてコンパクトにしたところがエライ!
中価格帯コンパクト機としては非常にデキが良いと思います。
イロイロ語りたいこともあるけど、それは後ほど。
・Kowa BD42-8XD PROMINAR
大口径レンズの双眼鏡が欲しくなったので購入。
Kowaの双眼鏡の出来が良かったので、当時新発売だったコイツをゲット!
光学系は出来が良いのですが、ヒンジの調整やピントリングなど、細かい所の出来はイマイチ。
やはり中国製はダメなんすかね。
ちなみにBD25-8GR・BD25-10GRは日本製。
これらを購入して、結局、普段の持ち歩きにはNikon モナーク7(MONARCH7)8×30を選びました!
Nikon モナーク7 8×30の良いところ悪いところ
まずは選んだNikon モナーク7(MONARCH7)8×30の良いところと悪いところを。
双眼鏡の視野に鳥を収めるのがラクですね。
【25mmよりは明るい】
レンズが大きいので当然ですが、やはり薄暮の時に見たり、藪の中に鳥が居たりするときには力を発揮しますね。
【非常にコンパクト】
レンズが30mmっていうのもありますが、本体が非常にコンパクトかつ軽量なので、片手でホールドしても安心です。
少しでも逆光になると、視野の周辺に白いモヤが発生します。
これは鏡筒内に反射した光なので、この辺の処理がイマイチということなんじゃないかと。
まぁ、実売価格を考えれば頑張ってる方じゃないかと思いますよ。
【周辺画像がイマイチ】
視界が広いこととのバーターですね。まぁ、天体観測とは違って周辺部で対象物を見ることはないんで、問題ないと言えば問題ないんですが。
【アイレリーフが短い】
アイレリーフ(接眼レンズ最終面から「ひとみ」ができる位置まで測った長さ)が15.1mmと若干短いため、メガネを掛けたままだと僅かに視野がケラれます(周囲が見づらい)
メリット・デメリットを考えて、バランスが良かったのがNikon モナーク7(MONARCH7)8×30だったんですね。
大体のシーンで使えますし、性能のワリにコンパクトなんで会社に持っていくバッグに入れても邪魔にならないし、犬の散歩の時に持っていっても片手で使えるし、私の使い方にはピッタリです。
もし似たようなお考えの方は、ぜひご検討くださいませ。
ちなみに、Nikonのモナーク(MONARCH)シリーズには【HG】というグレードも出ていたりします。
まぁ、お値段は10万円クラスなのでアレですが…
双眼鏡の値段と見え方について
双眼鏡は高いものだと、Nikon モナーク7(MONARCH7)8×30と同じぐらいのサイズ・倍率のもので30万円オーバーとか余裕であります。
試しに見せていただいたことはあるんですが、もう全然見え方とか違うんですよ。
ただし…
ですが。
それほどこだわらない人に見せたところで、その価格差を理解してもらえるかと言うと…たぶん無理なんじゃないかなぁ?
私の主観ですが、下の価格帯の区切りぐらいで見え方が違うんじゃないかと思うんですよ。
・数千円(おもちゃレベル)
・2万円程度(実用レベル)
・4万円程度(普通に使うならココまでで十分レベル)
・10万円程度(ヤバイ趣味のレベル)
・20万円以上(専門家もしくはハイエンドじゃないと死んじゃう病の人レベル)
数千円までって、正直なところオモチャなんですよ。モノによっては見え方はかなりヒドイ。
1万円~2万円チョットぐらい出してもらえると実用レベルのモノが買えます。普通の人ならここまでで十分です。これ以上は本当に趣味のレベルなので…
4万円ぐらいになると、大きいレンズの商品が買えるようになってきます。ただ、手持ちが厳しくなっていくので普通の人は要らないんじゃないかなぁ…
10万円になると、確実に趣味のレベルです。
確かに4万円ソコソコの物とは見え方は違うんですが、普通の人は絶対にココまでの性能は要らないハズ。
20万円以上になると、専門家レベルです。
というか、野鳥の本を出すような専門家になるほどハードに使うんで、実は10万円ソコソコのを使っていたりします。
20~30万円の物を使ってるのって、趣味にタップリとお金と時間がかけられる爺さん婆さんか、持ち物でマウンティングしてくるような、ちょっとアレな人が多いイメージですね。
あるおばあさんは
「バードウォッチングするから、お店でいちばんいい双眼鏡を頂戴っていったらこれが出てきたんですよ」
と言って、スワロフスキーのEL8×32持ってきてました。
約30万円のバケモノ双眼鏡ですよ…
見せてもらいましたが、確かにスゴイ。
視野も広いし、周辺画像もしっかりしてる。フローライトレンズなので1サイズ大きいレンズを使っているんじゃないかって思うぐらい明るいし、色の再現性、コントラストとも素晴らしいの一言。
ちなみに、一番「無いわー」と思ったのが日本野鳥の会のとあるリーダーさんで、ツァイスの10倍×54mmという双眼鏡を使ってた人ですかね。
54mmのレンズなら小さいサイズでは見えないところも見えるし、逆光性能は言わずもがなだし、見え方だけ考えればスゴイんですが…
この双眼鏡、値段も30万円オーバーのバケモノですが、本体の重さも10kgオーバーのバケモノっすよ!(笑)
これを手持ちで使うなんて、もうね、どんだけ野鳥を見るのに命かけてんのか、って感じですよ。
・普通の人なら2万円も出せば十分なものが買えるよ!
・使うシチュエーションと性能で選ぼう!
・コンパクトじゃないと持ち歩かなくなるよ!
・高ければイイのが買えるけど、そんな性能は要らないよ!