DIY道具

トリマーは木工の完成度を上げる必須アイテムだ!(リョービ MTR-42)

トリマーは完成度を上げる必須アイテムだ!(リョービ MTR-42)

木工用の電動工具「トリマー」

木工初心者だと手を出しづらいというか、本当に使えるアイテムなのか、わかりにくい道具ですよね。

電動工具としてはそれほど高いものではないけど微妙な値段だし、ヘタすると本体よりも刃(ビット)の方が高いし…

私は必要にかられて購入したのですが、コレが実に便利…というか、木工の完成度を高めるなら必須のアイテムなんですよ!

 

どうしてトリマーが必要なのか

嫁さんに頼まれて、那須の家のシステムキッチンの扉を作り変えたんですよ。
その扉にヒンジを取り付けるとき、板を彫り込む必要があってトリマーを購入することになりました。

こういうヤツ。

ヒンジのカップ部分を扉に差し込まなくてはならいので、取り付けには彫り込みが必要。

当初は手作業で彫ることも考えたのですが、枚数(扉8枚×2ヶ所)を考えて早々に諦め、トリマーを買って機械の力に頼ることに(笑)

のたりかな夫
のたりかな夫
いや、16ヶ所の穴あけとか手作業で無理だって…

ドリルで何箇所も穴を開けて繋げて彫り込むという方法も無くはないですが、作業効率から言ったら雲泥の差です。
また、ドリルで穴を開ける場合は深さの統一が難しく、どうしても床面が凸凹になりますしね。
しかし、トリマーであれば床面も平滑に削れますし、なんと言っても速い!

この機能は他の電動工具では代替できないものなので、同じ作業を考えている人にはマストアイテムです!

 

トリマーがあると便利なこと

私がトリマーを使ってやっていることは

  • 貫通させない半端な穴あけ作業
  • 組木をするときの溝の彫り込み
  • 木を組み合わせた木口面の処理
  • 他の工具を使ったあとの切断面の処理

という感じです。

でも、これらの作業ってトリマーじゃなくてもできるんですよ。

もちろん、どの作業もトリマーがあれば楽にできるんですが「トリマーがなければできないこと」じゃ無いんですね。

たとえば、組木をするときの溝の彫り込みはトリマーがあると楽ですが、電動丸鋸を使ってもできます。
それと、木を直角に組み合わせた時にできる木口面を綺麗にするのだって、ランダムサンダーやマルチサンダーでできます。
他の工具を使ったあとの切断面の処理だって、極端なことを言えばサンドペーパーで手作業したって良いわけです。

 

それでもトリマーを勧める理由

それでもトリマーを勧める理由は一つ

のたりかな夫
のたりかな夫
仕上がりがキレイだから!

この一言に尽きますね(笑)

他の工具を使ってやるよりも本当にキレイに直角が出ますし、いいビットを使えば、切り口だって滑らかです。

この仕上がり感が、トリマーを使うべきイチバンの理由です。

例えば木口面の処理ですが、スゴく正確なカットをしない限り、切断面は微妙に歪んでいますしザラついていますよね。

これをトリマーで処理すると、実にキレイに仕上がるんですよ。
この「角の部分がキレイ」って、全体の見た目に与える影響はスゴイものがあります。

例えば、木をL字に組んだ時にできる木口面ですが、歪み+αぐらい飛び出させて組み合わせます。(木材をちゃんとカットしていれば、飛び出させるのは歪みを入れて全体で0.2mmぐらい)

そして、その飛び出させた部分をトリマーでカットすると、組み合わせた板面と完全なツライチになります。

こうして仕上げた面があると、全体的に「キッチリ作った感」が出てくるんですね。

木を組むのだって、簡単に済ませるならネジ止めしてしまえばいいんですが、あえて木を組んで作るとそれだけで上級感が出ます。

そりゃネジ止めよりは流石に手間がかかりますが、トリマーを使えば思ったより簡単に組木が作れるんですよ!

これを知っちゃったら、もうトリマーを使わずにはいられなくなります(笑)

 

トリマーのメリット・デメリット

超オススメのトリマーですが、メリットばかりではありません。
何事にもデメリットってのはありますね。

メリット・とにかく仕上がりがキレイになる
・トリマーを使うと簡単にできる作業がある
・仕上がりに与える影響を考えると工具自体はコスパ良し

これは先に書いてあるから、個別の説明は不要ですね。

 

デメリット・音がうるさい、木屑がスゴイ飛ぶ
・本体よりも刃(ビット)が高い
・トリマーで怪我をするとハンパない怪我になる

 

・音がうるさい、木屑がスゴイ飛ぶ
これは機種にもよるかもしれませんが、私が使っているMTR-42は、けっこうな動作音がします。
音としては電動丸ノコよりも上ですね。
それと、削った木屑がスゴイ飛びます。ゴーグル・マスクは必須です。

・本体よりも刃(ビット)が高い
ホームセンターで売っているものなら数百円から買えますが、ぶっちゃけ切れ味はイマイチです。
まぁ、それほどヘビーに使わなければ実用レベルですが、キレイに仕上げようと思ったら、やはり1本あたり2000円以上はかけたいところです。
それを数本買ったら、余裕で本体代を超えてきます。
ちなみに、特殊なビットに至っては1本で本体より高かったりします(笑)

・トリマーで怪我をするとハンパない怪我になる
人によっては「トリマーは木工機械で一番危険な道具」っていうぐらいのシロモノです。
なにせ指のすぐ先に3万回転を超える刃があるわけです。
これにチョットでも接触しようものなら…ヒイィィ!
使うときは十分以上に気をつけましょう!

のたりかな夫
のたりかな夫
刃(ビット)を交換するのは必ずコンセントを抜いてから!!!
トリマーまとめ

トリマーは、ちゃんと使えれば木工工作のレベルを一段上げてくれる道具になります。
特に木口処理なんかは、この仕上げを見ちゃうと他の道具を使う気にはなれないぐらい。

取扱が難しい部分もありますが、全体の仕上がりを良くしたいと考えているなら買って損はない工具ですよ!

 

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