DIY

木工用の接着剤は耐水性もあるタイトボンド3(Titebond III)が最強! 接着剤レビュー

木工用の接着剤は何がいいか…種類が多いから悩みますよね。

パッと思い浮かぶのは、昔から売っている、コニシの「木工用ボンド」…いわゆる黄色ボンドとか、それの速乾タイプの「白ボンド」。

コニシじゃなくてセメダインからも同様の黄色ボンドが売ってます。

海外製のもチラホラ。

正直なところ、どの接着剤を使えばいいのか、非常に悩むところかと思います。

とある木工教室では物や形に応じて使う接着剤を変えていましたが、個人でそこまでやるのは難しいですから、どれか一本で済ませたいところです。

イロイロと試した結果、私のイチオシは「タイトボンド3」

比較した他の商品のレビューとあわせて、ご紹介したいと思います。

成分は大きく分けて3タイプ

細かく分けるといろいろあるのですが、成分としては大まかに3種類に分けられます。

エマルジョン系

「コニシ 木工用ボンド」で使われている素材で、一般の方が思い浮かべる典型的な木工用ボンドです。
ビニル樹脂なので固まっても少し柔らかく、固まると半透明になります。
・ヤスリで削れない
・塗料が乗りにくい
・紫外線に弱い
・水に弱い
という多くの欠点はありますが、入手性が良く、接着強度もソコソコあります。
ちなみに、コニシの木工用ボンドで接着強度は10N/m㎡、psiだと1450ぐらい。
中には固めの成分でできたヤスリで削れるタイプもあります。(タイトボンドオリジナルやゴリラウッドグルーなど)

シアノアクリレート系(アクリル樹脂)

いわゆる瞬間接着剤ですね。
その名の通り、瞬間的に接着できるという点は便利なのですが、はみ出すと削りづらかったり、白化したりと困ることも多々。
木工用の場合は粘度を高めているので、それほど瞬間的に接着できなかったりするのもマイナスでしょうか…
あと、接着面を垂直に引っ張る力には非常に強いのですが、衝撃や曲げに弱いという欠点もあります。
接着強度としては、一般的に15N/m㎡、psiだと2175ぐらい。

ポリマー系

私がオススメする「タイトボンド3」の成分がこれです。
水にも強くヤスリで削れるほど固くなり、木材に浸透して固まるため接着強度も高いと、良いことづくめ。
現状では最強の接着剤と言えます。
ちなみに、接着強度は31N/m㎡、psiだと4600もあったりします。

いろいろな接着剤の○と×

今まで使ったいろいろなメーカーの接着剤について、私の感想を元に○×をつけてみました。

コニシ 木工用ボンド

コニシ 木工用ボンドコニシ 木工用ボンド

一番ポピュラーな木工用ボンドですね。
パッケージが黄色いのが通常タイプ。白いのが速乾タイプです。
正直、ダメなところが多いので、ちゃんと木工をやるならあまりオススメしないです…

○イイところ
安い
入手しやすい
安全性が高い

×ダメなところ
硬化後も柔らかい。
ヤスリで削れない
水に弱い
着色できない
接着力が弱い
紫外線に弱い

アロンアルファ 木工用

アロンアルファ木工用アロンアルファ木工用

いわゆる瞬間接着剤ですね。

○イイところ
硬化時間が短い
ヤスリで削れる
紫外線に強い

×ダメなところ
木材と硬度が違いすぎて加工しづらい
白化する
曲げ、衝撃に弱い
湿度に弱い
熱に弱い

タイトボンド オリジナル(Titebond Original)

タイトボンド オリジナルタイトボンド オリジナル

タイトボンドの一番ベーシックなやつです。
最近はホームセンターでも普通に売られていたりします。

○イイところ
他のタイトボンドよりも入手しやすい
耐熱、耐溶剤性に優れている
ヤスリで削れる(ただし、タイトボンド3よりは柔らかい)
接着力が強い(3600psi)
オープンタイムが短い(速乾性:5分程度)

×ダメなところ
紫外線に弱い
水に弱い
速乾過ぎて広い面積の接着に向いてない

タイトボンド3

タイトボンド3タイトボンド3

私がイチオシの接着剤です。
他の接着剤に比べて、性能面では非の打ち所がありません。

○イイところ
耐水性がある
ヤスリで削れる
上から塗装できる
硬化する温度が低い(寒くても使える)
紫外線に強い
オープンタイムが程よい(速乾:10分程度)
接着力が強い(4000psi)
FDA(米国食品医薬品局)の認可を受けている

×ダメなところ
通販でしか入手できない
他の接着剤に比べると高価

ゴリラウッドグルー

ゴリラ ウッドグルーゴリラ ウッドグルー

556スプレーで有名な呉工業が輸入販売する、世界的にも有名なメーカーの接着剤です。
先に出したタイトボンドのオリジナルと3の中間ぐらいの使い心地です。

○イイところ
耐水性がある
ヤスリで削れる
上から塗装できる
FDAの認可を受けている

×ダメなところ
硬化後は若干やわらかい(タイトボンド オリジナルと同じぐらい)
値段が高い(118mlで800円ぐらい。タイトボンド3と同じ程度)
紫外線に対する耐久性が不明
タイトボンド3ほどの耐水性は無い

タイトボンド オリジナルに耐水性を足した感じですかね。
お値段的にも同じぐらいなので、どちらかで悩んだらゴリラウッドグルーの方に軍配が上がりますでしょうか。

のたりかな夫
のたりかな夫
結論:タイトボンド3が最強!

入手がしづらいというのは、かなりのネックですが、私は他の物を扱っているショップでまとめ買いをしています。

ルータービット専門店ディグラム

こちらのショップだと、送料は全国一律520円なのと、3980円以上の購入で送料無料なので、トリマーやルーターのビットをついでに買うと、あっという間に送料無料になりますw

タイトボンド3は、ぜひ一度は使ってみてもらいたい接着剤です。

まだ使ったことが無いという方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度お試しを!

木工用接着剤まとめ

・一般的な「木工用ボンド」はオススメしないよ!
・イチオシ接着剤は「タイトボンド3(Titebond III)」
・タイトボンドが入手できなければ「ゴリラ ウッドグルー」もイイよ!

ABOUT ME
notarikana
週末は田舎暮らし!DIY パン作り お菓子作り 日々の思うこと
error: Content is protected !!